子どもが真性包茎を治したいと言ってきたときの対処法
子どもは真性包茎に対して違和感を覚えるケースは少ないと言えます。真性包茎は子どもによく見られる症状で、年齢が若いほど発症率は高いのです。2歳くらいまではほとんどの子どもが真性包茎であり、その後は年齢に比例して減少していきます。
若いうちの真性包茎はよく見られる症状で、亀頭がすべて露出している子どもがいたら、周囲から驚かれるかもしれません。思春期くらいになれば多くの男子は真性包茎から仮性包茎へ移行していきますが、もし真性包茎のままであれば対応が必要になることもあります。
排尿するときにズボンに尿がかかってしまう、非勃起時であっても包皮を剥くのが困難、といった状況なら注意してください。もし子どもが真性包茎の手術を希望しているなら、親としては対応してあげるのが理想です。
子どもが下半身の問題に関することを、親に伝えるのは非常に恥ずかしいでしょう。それをあえて伝えてくるということは、当の本人は真性包茎に大きな悩みを抱えていると考えられます。
子どもの包茎手術は包皮輪拡大手術による対応が多い
真性包茎の手術方法は年齢に応じて変えていくことが多いです。まだ年齢が若いのであれば包皮輪拡大手術が選ばれるケースが目立ちます。これは真性包茎から仮性包茎に変えるための手術で、包皮を自分で剥けるようにします。
その後は年齢を重ねることで自然と露出度が増して、正常な陰茎に近づいていくでしょう。大人の包茎手術では環状切開法が用いられるのが普通で、亀頭をすべて露出する方法になります。
子どもの包茎治療に環状切開法があまり用いられない理由は、大人のような陰茎に変化してしまうためです。例えば小学生のころは包茎であるのが当たり前であり、すべて剥けている状態はむしろ不自然でしょう。
子どもの真性包茎は仮性包茎レベルまで改善させれば、あとは年月が問題を解消してくれることが多いです。子どもが包茎手術をしたいと言ってきたら、親は包茎手術の痛みや術後の経過などを伝えてあげる必要があります。大人が一方的に決めるのではなく、子どもの考えを尊重してあげるのが理想的な対応です。
まとめ
子どもの真性包茎の多くは治療を必要としませんが、なかには早めに手術をしたほうがいいケースもあります。子どもが包茎に大きなデメリットを感じていても、親はそれを感じ取ることが難しいです。親は問題ないと思っていても、子どもが手術を希望してきたら対応してあげるのが得策です。
よくあるデメリットは排尿時に失敗してしまう、勃起していないのに包皮を剥くのが大変などです。子どもの真性包茎の多くは大人になれば改善しますが、あまりに重度な症状だと大人になる前に手術を受けたほうがよいでしょう。