お母さんが知っておきたい!子どもの真性包茎の知識

初めて男の子の子育てをするお母さんは、息子が真性包茎であることにショックを受ける方が多いようです。真性包茎は治療するべき症状と言われていますが、子どもの場合も治療を受けるべきなのでしょうか。ここでは子どもの真性包茎の特徴、包茎が原因で発生する問題、手術をしたほうがいいケースなどについて説明しています。

子どもは自分自身で対策ができないので、両親がしっかりとケアしてあげる必要があります。定期チェックをすることで、とりあえず放置して問題ないのか、手術を受けたほうがいいのか見極めることができるでしょう。お子さんの悩みを解消してあげられるのは両親だけです。

子どものころは真性包茎の状態が普通

生まれたばかりの赤ちゃんは真性包茎であるのが当たり前で、包皮を剥くことも困難でしょう。しかし年齢を重ねるにつれても剥けるようになり、亀頭の露出ができるようになるのです。5歳くらいになれば剥けるようになることが多いので、お母さんは必要以上に心配する必要はありません。

ただ真性包茎の症状の度合いによっては、対策をしたほうがいいケースがあります。排尿するときに枝分かれして予期せぬ場所に飛んでしまう、頻繁に炎症を引き起こすなどの問題がある場合です。それでも成人になるころには真性包茎が仮性包茎に変化していくケースは多いので、大きな問題がなければしばらく様子を見てみるのも手でしょう。

一般的に子どもが包茎手術を受けるという事例は非常に少ないです。身体が大きくなって成熟してくれば、同時に陰茎も大きくなってきますので、自然と亀頭が露出するようになる場合が多いのです。成人を超えても包茎が解消しないようであれば、症状によっては治療が必要になるでしょう。

仮性包茎の場合は特に手術は必要ありませんが、真性包茎に関しては手術を受けるのが好ましいです。真性包茎とカントン包茎は併発することが多く、ひどくなると自力で剥けない状態になります。

重度の真性包茎なら包皮輪拡大法が必要になることも

お子さんが真性包茎だからと言って、お母さんは必要以上に焦る心配はいりません。試しに子どもの包皮を剥いてみるという方がいますが、剥くのが難しいようならやめましょう。包皮は剥くときより戻すときのほうが大変なので、無理をして剥くと元に戻せなくなる可能性があります。

そうなると包皮が過剰に引っ張られて痛みを感じますし、亀頭が圧迫されて血行不良を引き起こしたりします。また裏筋が切れてしまう場合もありますので、くれぐれも無理はしないようにしてください。裏筋が切れると排尿も困難になるほどの痛みを伴います。

子どもの真性包茎の多くは自然と治るため、しばらく様子を観察してあげましょう。毎日少しずつ剥く時間を延ばしていく方法もあり、これにより早く亀頭露出ができる場合があります。真性包茎の状態が著しい場合は、お子さんといえども手術が必要になることがあります。

ただ大人が受ける環状切開法ではなく、包皮輪拡大法が用いられるのが一般的です。大人になると亀頭が露出している状態が正常ですが、子どもだと包皮がある程度被っている状態が普通です。そのため子ども時代に真性包茎の手術を受ける場合は、包皮を少しだけ切り取るという方法が選択されるケースが目立ちます。

陰茎のトラブルが頻発するなら要注意

子どもは陰茎のかゆみを訴えることが多く、お母さんが見てみると赤く腫れていたという事例が少なくありません。子どもは陰茎を無意識のうちに触ってしまうことが多く、菌の影響で炎症を招くことが多いです。

また真性包茎の影響から恥垢が溜まり、痛痒さを伴う炎症を発生することもあります。恥垢が溜まっている状態にあるなら、お子さんといえども恥垢を落としたほうがよいでしょう。恥垢は雑菌の塊になりますので、落としたほうが清潔で衛生的です。入浴時にシャワーのお湯を当てながら、優しく指で洗えば恥垢は落ちます。

真性包茎の割合は年齢に比例して減少していき、大人にあると5%程度まで減少します。つまり95%の男性は真性包茎から脱却するため、子ども時代の真性包茎はそれほど心配する必要はないのです。新生児のころは100%の確率で真性包茎であり、小学校に入学するころには半数の男の子が包皮を剥けるようになります。

ただし亀頭包皮炎や尿路感染症などが多発する場合は、手術をしたほうがいい場合もありますので、お母さんが子どもの陰茎を見て変だと感じたら、小児科で診てもらうのがよいでしょう。症状がそれほど重度でなければ、ステロイド軟膏を使用した保存療法で解消することがあります。

まとめ

子どもの真性包茎はポピュラーな症状であり、重度の場合を除いてあまり心配する必要はないです。普通に剥くことができる程度の真性包茎ならば、シャワーをするときに洗ってあげるのもいいです。新生児では100%の確率で真性包茎の状態ですが、成人になれば95%の確率で改善していきます。

そのため成人になるまで様子を見るという対策が一般的ですが、排尿時のトラブルや炎症などを引き起こしているならば、子どもであっても包茎手術が必要かもしれません。子どもの包茎手術は包皮を一部だけ切り取る方法がよく行われており、大人の包茎手術と違って亀頭を露出させるまで切除するケースは少ないです。

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